3/9 2019県立入試分析 文系

2019/03/09



挨拶

 長年 通塾する会員が 相次いで 国立大学に合格して 感極まります。また 12日は 県立入試の発表です。 県立入試問題が 予想通り 思考力を加え 一部 傾向が変化しましたが 難易度は 例年並みであり 合格平均点は いつも通りに落ち着くと考えています。

 祈りを込めて 県立入試 合格を待ちます。 

県立入試問題分析

県立入試問題分析1 英語

 構成や本文の文字数は例年並みです。配点面は昨年度と同様です。 対話文読解や小問と合わせると全体に占めるコミュニケーション力を問う設問が主流。1のリスニングでは 具体的な使用場面を設定し 対話文や留守電形式を取り 要点を正確にとらえる力が求められます。

 大きな変更点は 問題に示されたメモが 日本語から 英語に変わり 英単語で解答する点です。2の選択問題は 短文の中で 文法力を求める問題。 新たに 整序問題が加わりました。基本的文法や文構造の理解度が問われています。

 3は 異文化理解を深める内容で ペルーからの留学生と日本人が 民族音楽コンサートの帰路での会話が題材である対話文問題。毎年 題材には文化の違いが取り上げられています。指示語の内容や代名詞を意識したトレーニングが必要です。

 4は メモを参考に完成させる英作文問題。又 新たに イラストと会話文を参考に 質問に対するその答えと理由を会話のつながりも考慮して英作文する問題が出題されています。 与えられた素材やテーマについて 英語で表現する力を見ています。イラストを見て 英語の対話文を完成させる問題では 文法力を使い 対話文の英文に合わせて書く力が問われています。更に 今回は 出題されていませんが 英文で与えられたテーマに対して 賛成か反対を示した上で 意見を述べる問題は 頻出です。

 
 5と6は、長文読解問題。長文は 最終的には国語の読解力が決め手になることから 国語授業に各段落及び文章全体の要約をするトレーニングを積むことが必要です。

県立入試問題分析2 国語

 問題数・出題形式は例年とほぼ同じであり 難易度は 昨年度と比べ 例年通り。社会生活に必要な言語能力の確実な育成にテーマを置き 基本的言語能力 表現力 理解力を求められています。

5の作文では 論述形式。決められた候補の中から選択して 具体例を必ず取り上げ 自分の意見を述べる形式で 作文の総合力を試しています。「主張&理由」を述べることが 不変のテーマであり 構成力が問われていますから 日常生活において 主体的に生きているかが鍵を握ります。 

 1 は言語に関する問題で 敬語や漢文に関する問題で 言語感覚を見ています。2 は古典で 作品に対する理解力に関する知識を問うています。3 は論説文で 文中の抽象的な表現を 具体的に説明する問題や 段落と段落の関係に関する問題が出題されています。4の小説は 登場人物のせりふや行動から人間関係や心情を問う問題です。主人公の気持ち・時・場所・事件をおさえ 場面をイメージすることが大切です。

県立入試問題分析3 社会

「論述問題」 「統計資料読み取り」 など思考力・表現力・分析力・複数の資料を考察し 文章表現する問題は例年通りですが 地図・統計・写真・グラフ等 資料を基に考察力・表現力を見る傾向が 更に強まっています。

大学入試センター試験では 社会各科目について 日本と国際関係に関する分野の出題が増える傾向性が続いています。後継のテストでも その流れは変わらないと予想します。高校入試も グローバル化する世界を意識して 日本と他国・他地域との関係について 出題が増えています。

歴史分野では 古代から近世にかけての交通を巡る通史がテーマに出題されています。2010年代に入り 歴史学会では 政治史よりも 社会経済史・外交史に重点が置かれる流れが更に増しており 県立入試にも反映されています。また 今後 貨幣史・北海道や沖縄の歴史 等 テーマを通した通史が 出題される可能性は高く そのような視点からも 指導を強化していきます。

 公民分野は 過去に出題された内容が 繰り返される傾向にあり 過去問研究から始まり 過去問演習で終わる学習法が有効です。

   BY ATSUSHI OHTANI