コロナ渦で世界中で自粛や密を避けるなどを強いられているこんな時期に、ふと空を見上げ、真っ青な雲一つない青空を見ると心が洗われなんだかすっきりした気持ちになります。
忙しいこの現代そして見えない敵(コロナウイルス)との戦い、少し足を止めて、空を見上げてみませんか?
自然が生み出す世界、不思議なことがたくさんあります。
その中で、空の色はなぜ青いのか、一度は皆さんも疑問に思うことでしょう。
今回はそんな空の色の不思議にせまってみましょう。
太陽の光に関係がある
私達が色を見分けることができるのは、その色の光が目に届くためです。
例えば緑の植物からは緑の光が主に目に届いているため、緑色が見えます。空はどうでしょう?空の色は青色と多くの方が答えるでしょう。
まず太陽を直接見るのは危険ですが、地上から写真に撮った太陽を見ると、太陽の色は白色です。この理由には、太陽の光が関係しています。
地上から見る太陽の色は白色ですが、この中には、紫、青、緑、黄色、赤など様々な色が含まれています。
そしてそれぞれの色は私達の目に届くまでの動きが違い、紫や青などの色は大気中の窒素や酸素の分子にぶつかると大きく動きを変化させてしまいます。
一方で黄色や赤などの色は影響を受けることが少なく、太陽からまっすぐ私達の目に届きます。
青色系は散乱しやすいということです。
空いっぱいに青い光がちらばるため、空の色が青色なのです。
光は波の性質を持っており、光には青い光や赤い光があり、青い光は「波長」が短く、赤い光は「波長」が長いです。
この「波長」が短いほど、光は強く散乱します。
光の通り道に太陽が空の高いところ(真上近く)にあるときには、大気の中の空気分子で散乱した青い光が空から目に届くので空が青く見えるわけです。
ここで面白いエピソ-ドを紹介しましょう。
子供たちに「お日様の絵を描いてみて」と言いますと、日本人の子供の多くは赤いクレヨンで太陽を描くでしょう。
しかし太陽の色を赤色で描くのは、世界的には少数派なのです。
ではなぜ赤色で太陽を描くのでしょうか?それは赤道近くの地域が中心で、緯度に要因があると言われています。
色を見るためには光が当然必要になり、地球上のどの緯度の場所にいるかによって、光の感じ方が変わってきます。
緯度が低くなるほど太陽との寄りは短くなりますので、赤や黄色の波長が多く届くため、色味は赤く鮮やかで強く感じられます。
一方緯度が高い場所になるほど赤道から離れていくので、太陽との距離は遠くなり、光は青みを帯びて感じられるようになります。
またもう一つの要因として、瞳の色も関係しています。
欧米人の瞳の色は明るい色の割合が高く、メラニン色素が少ないです。
このメラニン色素の量の違いによっても色に対しての見え方は影響を受け違ってきます。
世界の多数派では、太陽の色は黄色で絵が描かれます。
太陽の色一つをとっても、異文化から学ぶことはたくさんありますね。
夕日が赤くなるのは?
真っ赤な綺麗な夕焼けを見ていると、思わず写真を撮りたくなってしまいます。
自然の持つなんとも神秘的な世界に引き込まれてしまいそうです。
では夕方になると、空の色が今度は赤色に変わる、赤色に見えるのはなぜでしょうか?
夕暮れ時に青から赤に変わるのは、太陽と私達の距離が関係しています。
空が青く見える時間対は、太陽が私たちの真上にあります。
その反対に、夕暮れ時には、太陽が私たちの横側に来ています。
真上と横では横の方が太陽との距離が長くなります。
距離が長くなりますと、青色が届かなくなるため、代わりに赤色が目に届くようになります。
黄色や緑色の空はあるの?
日中の空の色は、青色、夕焼けの色は、赤色と時間帯によって空の色が変わります。
ただ、そんな空の色、青色や赤色だけではないのです。
例えば、黄色の空があります。
これは、「煙霧」と呼ばれるもので、空気に煙がたちこめたような現象で、一時的に視界がわるくなります。
この「煙霧」は日本の天気の一種で、「晴」や「雪」といった同様の天気を表す言葉なのです。
この「煙霧」の定義は、肉眼では見えないごく小さな乾いた粒子が大気中に舞い視程が10キロ未満の状態とされています。
このごく小さな粒子の中には、海の塩の粒子も混じるため、強風が吹く海辺では上空では青い空なのに対し、水平線沿いでは白っぽくかすんでいる状態になります。
ちなみに、ニュ-スなどでよく聞きます黄砂との違いですが、黄砂は明らかに東アジアの砂漠地帯(ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など)が発生源と断定されるものに関しては黄砂としているそうです。
次に緑色の空があります。
日本ではあまり見られませんが、アメリカでは竜巻による被害が毎年のようにあります。
竜巻の被害は大きく、自然災害の怖さを思い知らされます。
アメリカの竜巻がたくさん起こる地域では、こんな言い伝えがあります。
それは、「空が緑色になると大竜巻がやってくる」、「天からのお告げ」があるとされています。
ほとんどの科学者は、この現象について、強い力の雷雨の周りに緑色が見える場合、これは通常の赤い夕陽と水滴のコンビネ-ションによるものです。
夕焼けの色は赤色やオレンジだけに思えますが、実は緑色や青色も混じっています。
ただ他の色に比べてはるかに少ないので、私たちの目に見えるなんらかの影響がなければなりません。
そこに登場してきますのが、「水」なのです。
恐ろしい嵐の雲は水滴でできており、この水滴は青色をよく反射します。
つまり緑色もかなりよく反射するわけです。
こういった状況が整うと、空が緑色に見えるのです。
ちなみに空が緑色だからといって、大きな嵐がくる、大竜巻が来るとは限らないのですが、室内には避難をし、身の安全確保をした方がよいでしょう。
まとめ
自然が生み出す世界、不思議なことがたくさんあります。
空の色は、その時々で見せる顔が違います。
今なおつづくコロナ渦で、世界中がどんよりとした状態ですが、生き急ぐ足を少し止めて、空を見上げ、心落ち着かせることも大切でしょう。
空の色の話をきっかけに、お子様と身の回りにある自然界の謎について親子で語り合うのも良いでしょう。