「家族は個別ではなく、一緒にいたい」というのが家庭力の基本

2021/10/19

家族団らん

今私たちがしなければいけないことは、家庭や家族の核づくりです。

家族が個別ではなく一緒にいたいと思えるような家庭力が今ほど求められているときはないような気がします。

そこで家族団らんに最適な場所であります「リビングル-ム」をこどもを伸ばす最高の場所にするために取り組むべきことをご紹介いたします。

 

まず、リビングに花を置き、こどもの「感じる心」を育てる「花育(はないく)」を実践してみましょう。

人は、疲れていたり、心が落ち着かなかったりするときに、光に照らされキラキラ輝く木々の緑や、カラフルに咲く花々を見ると、癒され心が穏やかになります。

意識していなくとも、私たちは植物の影響をたくさん受けています。

ちなみに農林水産省は『花育』を推奨をしています。

それは人類の進化の過程でほぼすべての期間を自然環境のある中で過ごしてきたため、自然に順応するように我々人類は出来ているというのです。

自然のなかに身を置くとリラックスできるのはそのためでしょう。

千葉大学環境健康フィールド科学センタ-によりますと、生花を用いた実験で、人は生花を見るだけで副交感神経が活性化し、リラックス効果を保つことが出来ることが分かったそうです。

このように花のもたらす効果はとても大きいです。

この『花育』とは、花を教材に生命や個性について、こどもに考えてもらう活動で、こどもたちの「感じる心」を育むもので、効果も様々です。

 

  1. 感謝する心と優しい気持ちが芽生え命の大切さを知ることが出来る。
  2. 好奇心と創造力が育まれる。
  3. 思いやりの心が育ち、コミュニケーション能力が向上する。

 

ちなみに、こどもと同じ部屋で過ごせば親の目が届き、お互いの声が聞こえるので安心感も生まれます。

幼少期は思考や創造性をつかさどる前頭葉が発達する大切な時期ですので、この時期に家族団らんでコミュニケーションが多く体験できるほど、共感性などの「生きる力」が育まれるのです。

未就学児の場合は、キッズスペ-スを設けたり、おもちゃの収納をオープン収納にし、こどもの目線で、アクセスがしやすく手が届く場所であることが何より重要です。

また小学生につきましては、宿題をするこどもに対しあれこれと小言を言うのをやめ、親の視線を感じさせないようなリビングづくりを心がけましょう。

 

一方でこどもの「孤食(こしょく)」が増えていますことが大きく懸念することであります。

「孤食」とは、食事を一人でとることを意味し、いまこどもの「孤食」が問題視されています。

「孤食」が与えるこどもへの影響とはどんなことがあげられるでしょうか?

一人きりの食事やバラバラの時間に食事をとることで、心身ともに成長期を迎えるこどもの「孤食」はマイナスの影響を与えます。

自分の意志に反して食事を一人でとること、本当は家族と一緒に食事をしたいのに出来ない状態、親は家にいるのに、用事などで忙しくこどもをひとり食卓に座らせて食事をとらせることも「孤食」にあたります。

本来食事は家族団らんで、今日あった出来事などを話しながら、コミュニケーションをとる楽しい場所楽しい時間です。

しかし、こどもが一人で食事をしますと、「つまらない」「寂しい」など、マイナスの感情を抱きながら食事をとることになります。

そして「孤食」により、様々な問題が発生します。

  1. 正しい食べ方や食事のマナ-が身に付かない。
  2. こどもの栄養バランスが偏る。
  3. コミュニケーション能力が低い。

「孤食」が増えている背景に、いわゆる「サザエさん」一家のような三世代同居が少なくなり、核家族化が進んでいることや、共働き家族の増加があげられます。

ただ、「孤食」にならざるを得ない現代社会で保護者はどのように心がけるべきでしょうか。

それは、こどもと一緒にご飯を食べることができない時は、「明日は一緒に食べよう」もしくは平日が厳しい場合には、休日などにしっかりと家族団らんの時間を設けてみましょう。

また、朝食を一緒に食べるなど工夫をしてみると良いでしょう。

家庭にはいろいろな事情があります。

頻度より中身に着目し、質の良い時間であることを心がけることにより、親が必要以上に罪悪感やプレッシャ-を抱く必要はありません。

週に1回、月に1回、現状よりも1回を2回に増やすなど、無理のない範囲で家族団らんの時間設けてみませんか?

こどもの脳の発達は0才から始まり14才までの間が活発だと言われております。

家族で食事をとることは、こどもの学力を伸ばすことにもつながり教育的効果はとても高いと言えます。

今一度家族団らん、家族そろっての食事の時間の大切さ再確認してみましょう。