どうして授業中にあくびが出るの?あくびを出さない秘訣

2021/03/05

あくび

体に起こる生理現象の一つに、「あくび」があります。眠いときや退屈なときに出てしまうあくびですが、私たちは一日に78回あくびをするとされています。しかしあくびが出る理由については、今なお謎が多いです。

 

 

勉強中にあくびが出てしまう理由


あくびの出るメカニズムについてですが、あくびが出る理由に脳の覚醒が挙げられます。寝ぼけた状態から脳を覚醒するために、または寝てはいけない場面で自らを奮い立たせるために(脳を覚醒させるために)あくびをします。ただそれ以外つまり眠い時以外にもあくびをします。それは退屈なときやストレスが多い状態にあると出やすいともいわれています。

加えて脳をク-ルダウンさせる、リフレッシュさせる意味でもあくびをするようです。

ここで人間の脳をパソコンやスマ-トフォンなどの電子機器に例えてみましょう。長時間パソコンなどを使用していると、熱を持ちすぎてしまい、処理のスピ-ドが遅くなったりします。

これは私たちの脳にも当てはまり、あくびをすることで一種のクールダウンをすることによって、人間の脳もある程度冷え、リフレッシュした脳で作業をする方がよく働くと言われています。あくびをすることで、空気を思いっきり吸い込むことが出来、血液中の二酸化濃度を下げ、酸素濃度を高めることが出来ます。

では勉強中にあくびが出てしまうのはなぜでしょうか?

それは、勉強に集中していると、脳が酸素不足に陥ります。酸素不足に陥る要因としては3つ挙げられます。

 

前かがみの姿勢により胸が圧迫されます。ベッドで横になっている状態とは異なり、かなり呼吸しづらく、呼吸自体が浅くなります。

勉強や授業に集中し息が細くなる。勉強や授業に集中すればするほど、深く呼吸をすることを忘れてしまいます。

長時間同じ姿勢で血流を悪化させてしまう。体中に酸素を生き渡らせるためには、呼吸によって酸素を取り込むことはもちろんですが、これでは不十分なため、血液中に含まれるヘモグロビンが全身に酸素を取り込む必要があります。しかし長時間同じ姿勢でいることは、体や筋肉が固まってしまい血流が悪くなってしまうのです。

この脳の酸素不足をどうにか解消しようと、体が本能的に「酸素を体内に取り込もう!」と感じ、その結果、あくびをする、あくびをする回数が増える傾向が見受けられるのです。

ただし、体調不良のサインとしてあくびが出ることも示唆されています。例えば、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍など病気の兆候であくびが出る場合もありますので、あくびが止まらない、脳がすっきりしない、頭痛がするといった症状で悩まれている方は是非医療機関を受診してください。

加えてよく耳にします不定愁訴(病気など明確な原因がないにもかかわらず体に現れる症状)の一つにあくびをたくさんするがあります。お子様の「おなかが痛い」「眠れない」「あくびをたくさんしてしまう」こういった体の変化、体からのSOSに目を向け日々の親子間のコミュニケーションに役立てください。

 

 

あくびがうつってしまう理由


誰かがあくびをすると、ついつられてあくびをしてしまったそんな経験ありませんか?

特段眠いわけでも退屈なわけでもないのに、なぜつられてあくびをしてしまうのでしょうか?俗に言います「あくびがうつる」この現象、未だ詳しい原因は分かっていません。

ただ一番有力な説として「共感説」が挙げられます。

あくびがうつるのは、その相手に対し共感や関心がある、そのためあくびがうつってしまう。つまり、他者と同じ行動をとってしまうのです。

ここで面白い研究結果をご紹介します。

イタリアピサ大学の研究によりますと、あくびの伝染は、家族を筆頭に、親しい間柄ほど伝染しやすいことが明らかになったそうです。家族続いて友人、知人、見知らぬ人の順であくびは伝染するそうです。あくびがうつってしまう、それだけ相手に共感をし、関心を持っている証拠というわけです。

同様に同大学ではまた面白い研究結果を発表しました。それは、男女間での脈ありのサインにあくびがあるそうです。自身があくびをし、相手も同じようにあくびをした場合には、興味関心があり、好意があると解釈して良いそうです。あくびのような生理現象は、意図的には真似することは出来ませんので、脈あり無しの判断にあくび是非活用してみてください。

 

 

あくびをせず、授業に集中する秘訣 


勉強中や授業中にあくびが出てしまう原因に脳への酸素不足が挙げられます。そこで、あくびをせず授業に集中するためにどのような対策をしたら良いのでしょうか?

 

軽い運動をする。 5分程度のストレッチや体操をすると、ぼ―っとする感じはかなり解消されるでしょう。この軽い運動には、肉体的な疲れだけでなく精神的な疲れにも効果が期待できます。

深呼吸をする。 あくびが増えるのは脳の酸素不足のサインなので、深呼吸で脳にたくさんの酸素を送ってあげましょう。深呼吸の際に肩に力を入れストンと落とすまた首も一緒に回すことで肩や首周りの血流もよくなります。固まった体をほぐしてみましょう。

鉄分を採る。鉄分を採ると体内のヘモグロビンを増やすことが出来ます。ヘモグロビンは体内に酸素を運ぶ役割を担っていますので、脳の酸素不足の改善に効果があります。鉄分を多く含む食品を積極的に採りましょう。取り過ぎも良くありませんので、適正量を必ず守るようにして下さい。

万能なツボ 合谷(ごうこく)を押す。 合谷とは手の甲の親指と人差し指のまたの間にある人差し指よりのツボで、とにかくどんな症状にも効果のあるツボです。頭痛、歯痛、眠気覚まし、ストレス解消などいろんな症状に効果てきめんです。

まとめ


あくびは謎多き生理現象の一つです。あくびは脳の酸素不足が原因で勉強中や授業中に

本能的に「体に酸素を取り込もう」この欲求から、あくびをします。

あくびを人前ですることは、人に悪い印象を与えることから、適切でない場面では控えたほうが無難ですし、あくびをしないで済むのならその方がいいのかもしれません。しかし、あくびの持つ健康効果が一方ではありますので、是非あくびを毛嫌いせずに、上手にあくびと向き合ってみてください。あくびには涙腺が刺激されて涙が出ますので、ドライアイ予防に効果的です。スマ-トフォンやパソコンの画面を長時間見ることが多い中で、疲れ目を解消する意味でも、またリラックス効果も期待できますので、是非あくびを積極的に日常に取り入れてみましょう。